ニュース

『メールニュース』

Vol.1 圧倒的な満足度で世界中の映画賞をそうなめした映画がいよいよ公開です!の巻

Date . 2014.11.18

【0.INTROCUTION】

米実名レビューサイトRotten Tomatoesで満足度99%を獲得!
包み込まれる大きな愛を感じるストーリー
……………………………………………………………………………………………
プレスからも大絶賛を頂いている『ショート・ターム』が、いよいよ来月15日から公開となります。今日は、ハリウッドがいま最も注目している新鋭、デスティン・クレットン監督について、ご紹介します。

【1.THE DIRECTOR】

マウイ生まれで、おばあさんが沖縄出身という日系のデスティン・クレットン監督は、SXSW(サウス・バイ・サウスウェスト=アメリカ最大のインディペンデント映画&音楽の祭典)で審査員賞・観客賞のW受賞以来、世界30を超える映画賞を受賞した『ショート・ターム』で大ブレイクした、今ハリウッドが最も注目する映画監督。
『世界にひとつのプレイブック』で一躍スターダムを駆け上ったオスカー女優、ジェニファー・ローレンスもいち早くデスティンの才能に注目し、ライオンズゲート製作で自身が主演・プロデュースする『The Glass Castle(ガラスの城の子供たち)』の映画化にあたり、監督・脚本にデスティンをご指名。これまでアメリカ西海岸のインディ映画シーンで活動してきたデスティンですが、『ショート・ターム』の大成功で、いきなりハリウッドのビッグスタジオからお声がかかるメジャー監督の道へ進んでいる次世代注目株。
『スコット・ピルグリム―邪悪な彼軍団』や『ワールズ・エンドー酔っぱらいが世界を救う』のエドガー・ライト監督から、2013年のTop10に選ばれるなど、監督や俳優たちからの評価が、めちゃくちゃ高い監督なのです。

本人はいたって温厚で穏やかなトーンの男性で、まるで映画の中で、いろいろとお悩みの多い現代女性を、圧倒的な包容力で受け止める主人公の婚約者、メイソンそのもの。

家庭に問題があり、自身も問題行動を抱える子供たちを保護する施設ショート・タームで働く20代のケアマネージャー、グレイスと、同僚でボーイフレンドのメイソン。
心に深い闇を抱えた子供たちと、同じように心に傷をかかえるおとなたちの、痛々しくて心温まる交流のストーリーは、実際にクレットン監督が、大学卒業後に働いた児童保護施設での体験を基に書かれています。

たとえば、映画の主人公のグレイスは女性ですが、彼女が抱える悩みや葛藤には、実際に監督が働いていた頃の心象が大きく反映されているとか。また、初めての施設での仕事で右も左も分からず、子供たちにどう対応していいか分からずにバカな失敗ばかり重ねてしまう新人ケアテイカーのネイトは、まさにクレットン監督そのものだとか。
「当時の僕はとてもナイーブで、保護施設で働くことを怖がっていたんだ。映画の中のメイソンという頼りがいのあるキャラクターは、やはり同様に当時の僕が「こうありたい」と描いていた理想のスタッフ像に近いんだよ」。

「アメリカの教育システムは欠陥だらけだでも、問題を改善していくのは、ひとりひとりの行動だと思う」

と語るデスティン。いまでも地元の高校で映画製作を教える非常勤講師をしたり、全盲の学校でボランティア活動をしたりと、社会貢献をあたりまえのこととしてフットワークよくこなすのも、若い世代ならではの感性。

そんなデスティン・クレットン監督の体験が生んだのは「明日への希望」。仕事に恋にお疲れ目の現代人に「明けない夜はない」と気づかせてくれる、心がほっと温まる、感動のものがたりです。

※現在発売中の「CUT 11月号」「ELLE JAPON」に、”この才能はニュース!”としてデスティン・クレットン監督の独占インタビューが掲載されていますので、ぜひご覧ください。

【2.STORY】

誰にも言えなかった ―― あなたに出会うまでは。
誰もが抱える心の仲の大きな荷物。下ろしてみれば、優しくなれる。
物語の舞台は、ティーンエイジャーをケアする短期保護施設“ショート・ターム”。ここで働く20代のケアマネージャー、グレイス(ブリー・ラーソン)と、同僚でボーイフレンドのメイソン(ジョン・ギャラガー・Jr.)。
子供が出来たことをきっかけに、二人の将来はささやかならがも幸せなものになるかと思われました。でも実は、グレイスの心には、たったひとりの信頼できる彼にも打ち明けられない、深い深い闇が横たわっていたのです。
そんなグレイスの心を次第に開いてゆくのは、やはり同じように心に傷を負ったショート・タームの子供たちと、新しく入所してきた、頭が良くて優しい少女ジェイデンや、ストイックでまっすぐな少年、マーカスでした。
彼らはみな、親からの虐待やネグレクト、いじめを経験し、心を閉ざしてしまったこどもたちです。
誰もが心に悲しい傷を負っているけれど、ここに暮らす子供たちはみんな、心優しくて繊細な少年少女ばかり。
そんな彼らのひたむきな生き様を見ていると「ひとりぼっちで生きるのではなく、大切な人と一緒に、明日を生きることが喜びなんだ」と気づかせてくれます。
http://shortterm12.jp

大きくて温かな愛に包まれた『ショート・ターム』は、きっとあなたも大好きな人と共有したくなる、穏やかで柔らかい感動のものがたり。スクリーンから、かつてない「ぬくもり」が溢れ出してきます。

明日からの君の方が、ぼくは、きっと好きです。
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■